昨日、地域で共に訪問看護をしている他事業所の仲間たちと、勉強会を行いました。
テーマは、「ご臨終後のかかわりについて」です。
皆さんは、「エンゼルケア」という言葉をご存じでしょうか?
以前は「死後の処置」と言われていました。
つまり、患者さんが亡くなられた後の、お身体へのケアを意味します。
経験がない方はイメージしにくいかもしれませんが・・・
訪問看護師は、患者さんが亡くなられたあと、葬儀の専門の方が来られるまでに、お身体をきれいに拭かせていただいたり、体の中に残っている分泌物を処理させていただいたり、少しでもお顔が穏やかになられるように、うす化粧をさせていただいたりしています。
このエンゼルケアの方法が、実はいろいろな意見や情報がありまして
間違ったケアをしてしまうと、その時はきれいに整えることができた、と思っていても
時間が経過すると、悲しいお姿になってしまうことがあります。
とても神聖でデリケートなことで、特に残されたご家族にとっては大切なケアになります。
ですから、機会があると、スタッフと一緒に学びに行っています。
昨日は、納棺師の方からお話をうかがうことができました。
エンゼルケアを行う機会は、もちろん少ないほうがいいのですが(できる限りお元気でいていただきたい)、必要な時が必ずあります。
学びを重ねることで、少しでもご本人やご家族の悲しみを癒すことができればなにより、と思っています。
by K